プロローグ 冬眠〈コトノハジマリ…〉

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2XXX年   地球はいま新たな問題に直面していた。   南北問題と言われる経済格差は縮まりつつあったが、環境問題、特に地球温暖化に関しては止まるどころか寒冷化し始めていた。   しかし、それは人間の技術によるものではない。   地球温暖化により、北極、南極の氷が融けて、なくなった。   しかし、温暖化の影響はとどまらず、海水をどんどん蒸発させていきました。   それにより、多量の雲ができ、太陽光を遮りました。   そのため、世界では低温と日照不足のため、飢饉が起こり、各地では戦争が起こるようになりました。             日本では、一般人がそれを直に感じることはありませんでした。   日本は今でも世界経済の上位に入っていたのです。   そのため、日本人はどちらかというと裕福な暮らしをしていました。   しかし、政府は危機感を募らせていました。   いつ、どの国が攻めてくるのかという危機を………。
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