―序章《白ノ世界》―

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そんな僕は《ディル》と呼ばれてる。 でも本名じゃないんだ、何故かって言われてもよくわからないよ。 みんなから【紅い瞳のディル】っていわれることもあるけど僕は断じて気にしない。 だって本当に血の涙しか流せないから、 唯一の悩みは【友達ができない】事、 僕は変わり者だから忌み嫌われるのは当たり前だよね、 でもそんな僕にも初めて友達ができたんだ。 その子は『雲母』(きらら)という綺麗な名前の女の子なんだよ?
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