迷子知香はママと遭遇!?

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  「は、はい? あ、あの……?」 わけのわからない知香は、ハテナマークを頭の上に浮かべて、その女性の背中に問いかける。  て、ていうか……力、強っ……。 振りほどこうとしても、知香の手首を握る力は尋常ではないほど強い。 逃げられない。 「大丈夫でしてよ。取って食いやしませんから」 と、麗しい女性は、ニコニコしながら知香に言う。  えぇえぇぇえぇ!? 逆らえない知香は、連れられるがまま、長いローカを歩いていた。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ~その頃~ IN.写宮趣味部屋。 「おっそいな、桜井ちゃん」 「だねぇ~」 写宮は、呑気にあくびなどしながら答える。  
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