迷子知香はママと遭遇!?

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  ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 知香は、畳の上に正座をしながら、目の前で茶を立てる彼女を見ていた。 「足……痺れませんこと? くずしてくださってかまいませんわよ?」 女性のこの計らいで、知香は正座した足をくずした。 すでに、足が痺れている。 「あ、あの……」 「はい?」 女性は、ニコニコしながら、知香に振り返る。 「え、えと……大変、失礼だとは思うんですが……どちら様でしょう?」 一生懸命、口元に笑みを作り、知香は尋ねた。 「まあ! 私ったら、名乗りもしませんで! 申し訳ございません。こちらこそ、大変 不躾なことを致しましたわ」 その女性は、そう言ってくるりと向きを変えると、手をつきながら、深々と礼をした。 「いっ、いや、そんな……」 しどろもどろになる知香。  
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