君が好き。

9/16
前へ
/84ページ
次へ
「……実はさっき…… 遼希と大喧嘩したんです。 …遼希.いつも… バイトばっかりで うちと あんま会ってくれへんし… それで……うちが…… 「うちとお金 どっちが大事なん!?」 って…聞いちゃって……… そしたら遼希が… ちょっと不機嫌そうに…… 「なにその質問…… ってか俺疲れてるんだよね……」 って……言ってきて…… うち頭にきちゃって 「どうせお金の方が大事なんやろ!? もう知らないっ」 って言っちゃって なんか知らんけど 涙が止まらなくなって そこから逃げ出したくなって…… そのまま………… ……遼希なんか大嫌い…… 自分も大嫌い……」 自分でも なにを言っているのか わからなくなっていたけど 先輩は目をそらさずにずっと うちの話を聞いてくれた。 ギュっ 「え………?」 するといきなり先輩が うちを抱きしめてきた。 「大丈夫。 七海はなにも悪くないから……」 先輩は優しく うちに言ってくれた。 「………先輩……。」
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加