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ピピピピピ…
…目覚まし……てことは⑥時半か……起きないと遅刻……でも…
春の日差しには逆らえない~……
カチッ
……………φ(_ _)。o○グゥ
「おねーちゃん??ちこくしちゃうよ~」
…………φ(_ _)。o○グゥ
タタタタ…ガチャ
………ん?
「おねーちゃーん♪♪」
どすっ
「ぐえっ」
な、なんだ??なんか重いぞ…
「おーきて♪♪」
「……大くん……」
「なぁに??」
少し頭をあげて布団越しにのぞくと、かわいらしい顔がにこにこしながら自分をみていた。
「いきなし飛び乗ったらおねーちゃんびっくりするでしょー!!」
いいながらわたしはしかえしに布団でくるんでやった。
「きゃははは♪まっくらだぁ~♪」
しかえしをされているというのにずいぶん楽しそうだな…まったく……もしかしてわたしは…弟に遊ばれているのだろうか…
とりあえずわたしはこの状況を変えるために時間を聞くことにした。
布団をはぎながら、
「大くん!!今何時何分??」
大くんは腕につけていた【小学②年生進級準備号】の付録とおもわれるキャラクターの腕時計をみて、
「いま~??えっとぉ~…」
…目覚まし時計を見た方が早いと聞いてから思ったが、一生懸命時計をみて考えている大くんをみたら、ま、いいかと思ってしまった。
「しちじじゅっぷん!」
「はぁい♪よくできました~♪いいこいいこ♪」
わたしはごほうびに頭をなでてあげた。
「えへへ~♪」
大くんは照れ笑いをしている。
かわえぇなあ~♪♪
……ん??⑦時⑩分??…………
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