437人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は エレベーターで下に向かった。
二階で止まって、会社の制服をきた女の子二人が乗ってきた。
香水くせっ。
「あれ?京平じゃない?」
笑顔で言ってきた。
ゆうかCh.の笑顔が一番だな!って思った。「ん?あ~あ~名前なんだっけ…ごめん!忘れた。午後に会ってたら、思い出すのにな~朝は 頭の回転悪くて」
「まきだよ!まき」
ちょっと 怒ってるし。
「相変わらずだね。同じ ビルにいたんだ。今 彼女いるの?」
「いるょ」
本当はいないけどね。「そっかぁ 残念。京平の事 まだ 忘れられないからさ」
「ごめんな。じゃ 頑張れょ。俺急いでるから」
全然急いでないけど、エレベーターが開いたと同時に走った。
同級生のまき…。
高校生活3年の間に五回は告白された。
タイプじゃないし、まきに興味がわかないから、断り続けた。回りからは、一回くらい 付き合ってあげたら?って言われたな。
同じビルにいるんだ。なんか ダルくなってきたし。
意味もなく走って疲れた。
ちょっと 土産買って、ばぁちゃんの家に行ってくるかな…。
実は、ばぁちゃんっ子の俺。一時間くらいサボっても大丈夫だし、最近顔見てないからね。土産買う為に近くにあるデパートに入った。
最初のコメントを投稿しよう!