ピアス

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俺は エレベーターで下に向かった。 二階で止まって、会社の制服をきた女の子二人が乗ってきた。 香水くせっ。 「あれ?京平じゃない?」 笑顔で言ってきた。 ゆうかCh.の笑顔が一番だな!って思った。「ん?あ~あ~名前なんだっけ…ごめん!忘れた。午後に会ってたら、思い出すのにな~朝は 頭の回転悪くて」 「まきだよ!まき」 ちょっと 怒ってるし。 「相変わらずだね。同じ ビルにいたんだ。今 彼女いるの?」 「いるょ」 本当はいないけどね。「そっかぁ 残念。京平の事 まだ 忘れられないからさ」 「ごめんな。じゃ 頑張れょ。俺急いでるから」 全然急いでないけど、エレベーターが開いたと同時に走った。 同級生のまき…。 高校生活3年の間に五回は告白された。 タイプじゃないし、まきに興味がわかないから、断り続けた。回りからは、一回くらい 付き合ってあげたら?って言われたな。 同じビルにいるんだ。なんか ダルくなってきたし。 意味もなく走って疲れた。 ちょっと 土産買って、ばぁちゃんの家に行ってくるかな…。 実は、ばぁちゃんっ子の俺。一時間くらいサボっても大丈夫だし、最近顔見てないからね。土産買う為に近くにあるデパートに入った。
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