437人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は キューピーCh.の袋とゆうかCh.とお揃いで買ってみたピアスの袋を持って タクシーでばぁちゃんの家に向かった。
ピンポーン。
「はぃ はぃ」
久しぶりに聞くばぁちゃんの声。
「俺だよ」
「はぁ…俺 俺 サギか!」
ばぁちゃん…違うってば。
「京平だょ」
ガラガラ…
「京Ch.かぁ。ばぁちゃん てっきり 俺 俺 サギがやって来たと思ったよ(笑) 何かあったのかぃ?まず 入んなさい」
ばぁちゃんの匂いが染み付いた家。
懐かしいなぁ。小さい時お袋に怒られて、泣きながら ここに来たっけ。その度に ばぁちゃんは 俺を慰めた。中学ん時も、学校行かないで、ばぁちゃんの家で寝てたっけ。金髪頭で(笑)ばぁちゃんは 優しかった。
「元気にしてたのかぃ?今 お茶いれようねぇ…よっこらせっ」
「ばぁちゃん 足 だいぶ痛いのか?」
「これくらい 何ともないよ」
ばぁちゃんは お茶を入れたり、煎餅をだしたり、ヨウカンや、プリンまで出てきた。
ばぁちゃんから見たら、俺は まだ 子供なんだろうな。
出された物は 全て食べた。ばぁちゃんは ニコニコしながら 見てる。
「そだ ばぁちゃん 土産やるよ。」
俺は 袋を渡した。
「なんだ?ばぁちゃん嬉しいょ。ありがと」「袋開けてみな」
ばぁちゃんは 透明のテープがわからないらしく、ハサミで切って開けてた。
「キューピーだね。可愛いねぇ」
シワクシャの笑顔を見せた。来て良かった。「キーホルダーさ、ツエにつけなよ。鈴も付いてるから、歩く度に音なるよ。俺つけてやるよ。」
俺は ばぁちゃんのツエにキューピーCh.のキーホルダーをつけた。
「ありがと。京Ch.。ばぁちゃんの宝物だ」ばぁちゃんは キューピーの頭を撫でながら、目に涙を浮かべてた。
「ばぁちゃん ごめんな。俺 仕事だから そろそろ行くな。又 来るよ。体 大事にな」
俺は 玄関に向かった。
「ちょっと 待って。これ持って行きなさい」
ばぁちゃんは ツエをついて 俺の所にきた。鈴が鳴ってる。
「ばぁちゃん…こんなにいいょ。」
「いいから いいから。京Ch. 又 顔見せてね。10分でもいいから」
「お~!じゃ」
「気をつけてな」
俺は タクシーに乗って、取引先に向かった。ばぁちゃん…こんな 大きな袋…何入ってるんだろ…。
わぁ☆お菓子ばっかりだ(笑) ポッキー チョコレート ポテチ。ありがとな。
最初のコメントを投稿しよう!