ピアス

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俺は キューピーCh.の袋とゆうかCh.とお揃いで買ってみたピアスの袋を持って タクシーでばぁちゃんの家に向かった。 ピンポーン。 「はぃ はぃ」 久しぶりに聞くばぁちゃんの声。 「俺だよ」 「はぁ…俺 俺 サギか!」 ばぁちゃん…違うってば。 「京平だょ」 ガラガラ… 「京Ch.かぁ。ばぁちゃん てっきり 俺 俺 サギがやって来たと思ったよ(笑) 何かあったのかぃ?まず 入んなさい」 ばぁちゃんの匂いが染み付いた家。 懐かしいなぁ。小さい時お袋に怒られて、泣きながら ここに来たっけ。その度に ばぁちゃんは 俺を慰めた。中学ん時も、学校行かないで、ばぁちゃんの家で寝てたっけ。金髪頭で(笑)ばぁちゃんは 優しかった。 「元気にしてたのかぃ?今 お茶いれようねぇ…よっこらせっ」 「ばぁちゃん 足 だいぶ痛いのか?」 「これくらい 何ともないよ」 ばぁちゃんは お茶を入れたり、煎餅をだしたり、ヨウカンや、プリンまで出てきた。 ばぁちゃんから見たら、俺は まだ 子供なんだろうな。 出された物は 全て食べた。ばぁちゃんは ニコニコしながら 見てる。 「そだ ばぁちゃん 土産やるよ。」 俺は 袋を渡した。 「なんだ?ばぁちゃん嬉しいょ。ありがと」「袋開けてみな」 ばぁちゃんは 透明のテープがわからないらしく、ハサミで切って開けてた。 「キューピーだね。可愛いねぇ」 シワクシャの笑顔を見せた。来て良かった。「キーホルダーさ、ツエにつけなよ。鈴も付いてるから、歩く度に音なるよ。俺つけてやるよ。」 俺は ばぁちゃんのツエにキューピーCh.のキーホルダーをつけた。 「ありがと。京Ch.。ばぁちゃんの宝物だ」ばぁちゃんは キューピーの頭を撫でながら、目に涙を浮かべてた。 「ばぁちゃん ごめんな。俺 仕事だから そろそろ行くな。又 来るよ。体 大事にな」 俺は 玄関に向かった。 「ちょっと 待って。これ持って行きなさい」 ばぁちゃんは ツエをついて 俺の所にきた。鈴が鳴ってる。 「ばぁちゃん…こんなにいいょ。」 「いいから いいから。京Ch. 又 顔見せてね。10分でもいいから」 「お~!じゃ」 「気をつけてな」 俺は タクシーに乗って、取引先に向かった。ばぁちゃん…こんな 大きな袋…何入ってるんだろ…。 わぁ☆お菓子ばっかりだ(笑) ポッキー チョコレート ポテチ。ありがとな。
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