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「……えっ?」
僕は、耳を疑った。
〔リーセさんは今、何ていった!?〕
「だから、私は吸血鬼」
「吸血鬼と言うのは…あの、血を吸う吸血鬼…の事…?」
「そうだよ」
にっこりと優しそうな笑みを浮かべてリーセさんはごく普通に言った。
「………」
僕は今、色々な事を一度に聞いて頭が混乱中です…。
「…あの、一つ聞いてもいいですか?」
「何ですか?」
「…牙って…あるの?」
何となく気になった。
ただ、それだけの理由で聞いた。
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