序章

2/2
前へ
/17ページ
次へ
             闇に包まれた夜の公園にある小さな池。              その池は、異界へ通じていると昔から言われている。              だが、実際に異界へ堕ちた者は居ない。              それは、資格が無いから。              資格のある者だけが、異界へと堕ちる。              さぁ、おいで。                                      紅い月の世界へ―――。                                     
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加