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「…誰?」
振り向いた先に居た人は、黒いスーツに身を包んだ男の人だった。
見た目からして、年は18歳か19歳くらいだ。
髪と目も黒い。
「初めまして。私の名前は、リーセ・ファイク」
「…どうも。」
名前からして日本人じゃない。
でも、日本語喋ってるのは何で?
「私のことはリーセと呼んでくれていいからね。君の名前は?」
「僕?…僕は、夜無月 芥」
〔リーセさん、か。変わった名前だなぁ…〕
「あ、そうだ。…ここ何処?」
リーセさんに話し掛ける。
リーセさんはそのまま僕が寝てるベッドの横にきて、置いてあった椅子に腰掛けた。
そして、僕へと向き直る。
「ここは、私の家ですよ?」
「え?…僕、どうしてリーセさんの家に?」
考えれば考えるほど疑問が浮かんでくる。
一体何がどうなってるんだ?
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