バベル

8/21
前へ
/34ページ
次へ
飛海「…イヤだね」 八木「…イヤと言われても、国が決めた事ッス」 飛海「…アイツは俺の息子だ…国なんか関係あるか」 椅子にふん反り返り、煙草を吸う。 矢口「正宗クンが…レベル7の能力者と知ってて施設から引き取り、今まで訓練をしていたんだろう…」 飛海「それはそうだが、バベルに入れる為に能力の扱い方を教えたわけじゃない…それにアイツを国の所有物にはしたくない…」 矢口「自分がそうだったからか…?」 飛海「あぁそうだッ…それに今じゃ、国には能力者がウジャウジャ居るじゃねぇか…何故正宗なんだ…」 矢口「能力者が世に溢れて居ると言うが、実際レベル4以上はかなり希だ…ましてやレベル7なぞ…居ないとまで言われる程だ」
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加