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土方さん……
机汚いなぁ。
あとはキレイなのに……
「掃除しよっ」
と掃除をはじめようと机にてを触れた瞬間
「おい。」
聞き慣れた声がした。
「なにしてる?」
声を聞くと思わず赤面する何故だろう。
本で読んだときはただの憧れで芸能人みたいな存在だったのに、今はこの人を見ていると胸がキュッとしめつけられる。
本気の恋?
「なにしてるんだと聞いている」
私はなるべく目を合わせないようにこたえた
「部屋を掃除しようと思いまして……」
「そうか。でも俺の机には絶対触れるな‼」
「はい……」
悲しくなる。
土方さんにはばれてないけどチラリとみえた文字は
<さえ>という女性の名前
違う時代だから……
恋をすることさえ許されないものなの?
「おい💥何泣いてんだ??」
「えっ⁉💦」
自分では気付かなかった
すごい泣いてる……
「泣くな‼‼仕事はやる‼‼おまえは飯の支度、洗濯あとは俺に言われたことをしてろ」
仕事のことだと思ったのかな?
でも、改めて実感する。
土方さんのことが好きだというこの気持ち
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