恋人のお見舞い

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「ごめん、ちょっと外に出てくるね」 紅葉はベッドから降りる。 「ん?付き合おうか?」 「え?…い、いいよ別に」 遠慮する紅葉。 「遠慮しなくても…」 ついて行こうとすると…。 「…トイレなの」 「へ?」 聞き取れなかった俺は聞き返す。 「ト・イ・レなのっ、歩くんの変態!!」 ― バタンッ! 勢いよくドアを閉める紅葉は俺に謝るヒマを与えてはくれなかった。
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