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「ああ、先生にも確認してるから大丈夫だ」
俺たちは病室にこもっている紅葉のために遊びに行く予定を立てていた。
紅葉は楽しい事が大好きだからあっというまに海水浴に行くことが決まった。それで今日は最後の確認としてきた。
「そっか、良かった。でも、海水浴なんて久しぶりだよねー」
嬉しそうに笑う円に享が頷く。
「な、本当だよな。この前は直前になって浅瀬だけ行けなかったな」
その言葉を聞いた花村姉妹は悪魔の笑みを見せる。
しまった、その話しは!…しかしもう遅かった。
「そうだったねぇ。それで『紅葉が行かないなら、俺も留守番してる』なんて歩くんが言い始めて…」
「ストープッ!!」
俺は夏希を止めようとしたが…
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