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「うるさい」
梓が無表情な顔で俺を一喝する。それに俺は口を止めてしまう。
すると梓が話しを続ける。
「で、今度は、それを聞いた浅瀬さんに頼まれて歩を引きづりながら連れていって…」
「お熱いねぇ…」
と最後の夏希のシメの言葉に俺は撃沈した。
でも、俺としては紅葉に気を遣ったつもりが逆に気を遣わせてしまった。
「うるせー、それより、ちゃんと予定空けてあるんだろうな?」
と俺は話しを戻す。
「それは、もちろんよ」
「うんうん♪」
姉妹は当然のように言った。
「ところで、急な話しだったけど宿とか大丈夫だったの?」
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