喧嘩

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あのあと 健からのメールや電話が続いたが、全部無視して携帯の電源を切った。 【もう何も分かんない…】 家に帰るなり自分の部屋へ行き、ベットに横になった。 健が告白してくれた日のこと 今までの思い出 今日の出来事… それらを思い出すと涙が溢れ出てきた。 これからのことなんて分からない… 今はただ涙が止まらない… 【もう終わりなのかな…】"別れ"が美咲の脳裏をかすめる。 …あれからどれくらい経っただろう。 美咲はお母さんの起こす声で目が覚めた。 どうやら泣きながら眠ってしまったらしい。 『美咲~お客さん!!』 【誰だろ…】なんて思いつつ 寝起きの目をこすりながら 鏡を見て髪型を整え 玄関へ向かった。 美咲『健…』 そこに居たのは健だった。 健『今日見たのか?あれは違うんだよ…言いたいコトがあるから来て!!』 と強引に美咲の手を引く。 近くの公園まできた二人。 しばらくの沈黙のあと 健が口を開く。 健『違うんだよ…』 美咲『何が違うの!?私、はっきりと見たのよ!?』 健『だから…』 美咲『言い訳する気??』 健『俺の話聞けよ!!!』 美咲『浮気でしょ??最っ低。』 健『だから違うって!!』 美咲『言い訳とか聞きたくないから。サヨナラ。』 健『おぃっ!!待てよ!!!』 …そして冒頭に至る。        
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