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外は暗くなり榊と仁は俺とシルを呼びに来た。
「ハンターなんだね」
榊は頷き仁も聞いたのだろうか悲しそうに頷いた。
「ハンターって何?」
「いつか教えるから」
俺はシルを普通の人間のように育てたかった、でも方法は見付からず離れ離れとなった。
「それじゃ、行ってくるから」
シルが学校に通うなら鞄や服が必要となる、だから俺と仁は買い物に出掛けた。
「悪かったな真理の時」
「何で謝るんだ?知らなかったなら仕方ないだろ」
「今の俺はシルと同じなんだな。聞くまで誰からも教えられない」
「仁は教えられた方が良いか?それが悲しい運命でも…」
「運命なら知って坑がいたい」
仁は本当に強いな
「……」
「どうした?」
俺はシルの声が聞こえて振り返った。
気のせいかと思ったがシルの声がまた聞こえた。
「仁帰ろう、榊とシルが危ない」
店を出て俺は仁の手を握り力を使った。
一瞬で家の前に着き俺は玄関のドアを開けた。
「シルっ!」
匂いがする部屋に入るとガラスが割れ庭に倒れるシルとかばう榊…そして女性が立っていた。
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