17人が本棚に入れています
本棚に追加
「もう一人居たんだヴァンパイア」
女性は俺を見ると襲ってきた。
(早いっ)
ヴァンパイアに追い付くハンターはあまりいない、俺は避けるのが精一杯だ。
「何をしてる真理」
仁の声に女性は攻撃を止めた。
「邪魔をするな裏切りの血を持つ仁」
「何が裏切りかは知らないが此処は俺の家だ。随分と暴れたな」
「ハンターはヴァンパイアを狩るのが仕事だ。邪魔をするな、したら榊と同じ様に倒す」
前も思ったが仁の動きは早い、真理と互角に戦っていた。
「会う度に真理は俺に戦いを挑むが俺は理由の分からない戦いはしない」
「なら防御だけしていろ」
(何なんだよコイツらは)
とりあえず俺はシルと榊を治療する事にした。
「属性は癒しか、厄介な力だな」
一瞬俺の首にナイフが触れたが仁が止めたことで少し切れただけですんだ。
「危ないだろ真理」
今ので仁は怒り真理を気絶させた。
「大丈夫か榊」
「兄貴ごめん…家壊した……」
「おいっ榊」
数時間後、気絶していた榊とシルが目をさましてホッとした。
最初のコメントを投稿しよう!