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朝目が覚めると私は三人の驚いた顔に首を傾げた、いつもなら挨拶をしてくる仁も挨拶はせず私を見ている。
「何で私を見て驚いてるの?」
「おいっ、真理を呼ばないか?」
「そうだね俺も兄貴に賛成」
それを見ていたカイは私の前に立つと笑っていた。
「何で笑うのカイ?あれ、目線が近い?」
「あはは♪シルもしかしてヴァンパイアに関する本を読んだ?榊と書斎で勉強してたから」
私が変化に気付いたのは顔を洗いに洗面台の前に立った時。
「私を呼び出すなんて良い度胸だな仁━━」
「マコちゃ~ん♪」
私は真理が玄関に立つと飛び付いた。
「何?新手のヴァンパイアか?」
「違う、コイツはシルだ。俺が親父の書斎で調べものしてたらカイとシルが来てシルは一冊を持ち出して読んだ結果がコレ」
「コレよばわりするな榊、私は成長が嬉しいんだよ」
怒る私を観察していた真理は呼ばれた理由が分からなくて仁を睨んだ。
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