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くらくて あたたかい
ひろぉい ウミのそこ。
ぼくは さいしょ こわかった。
ポツンと ひとりぼっち だったから。
だけど だれかが はなしかけてきて
からだの まんなかが ほっこり あったかくなったんだ。
うれしくて たのしくて とんだり はねたり まわったり。
ときどき いたそうな こえが きこえたけど
それも うれしかったよ。
だけど ぼくの せかいは くろいまま。
あかるい こえに あってみたくて
あちこち うごいていたら せまい ところから でられなく なっちゃった。
いつもの あかるいこえも なんだか とても くるしそう。
そっちの せかいは くるしいの? かなしいのかな?
くるしいなら いくの やめよかな?
でも あえば くるしいこえも なおるかも しれない。
だから ぼくも せまくて くるしいけど あいに いくよ。
すごく おおきな おとと いっしょに すごく からだの いたみとともに まぶしいのが まじって
はずかしいけど ぼくは おもわず おおごえを あげて ないちゃったんだ。
なんでか わからないけど まわりからは おめでとうの こえ こえ こえ・・・
そして あかるいこえ ぼくは ほっこりして うれしくて また ないた。
ぼくに あって くれてありがとう。
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