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今まで一人でギター弾いてるだけでわからなかったが
あの子と一緒だとわ
なんか意識しちゃう…
今まで一人だけだったから余計に
ボケッと一人で放心してると
その孤独を奪う言葉が
『斎藤はどんな髪がタイプ?』
いきなりその話題かよ!!
ってか近いし
俺は今までアキとしかまともに話した事もなかった
『肩にかかる位かな』
なんて答えて一問一答が続いた
あっと言う間に授業が終わり
いつの間にか家にいた
夜にふとあの子を思い出しては
一人で笑ってる自分がいた
『俺あいつの名前知らないじゃん』
同じ学年の子・同じ選択授業の子
それが俺の知ってるあの子の全てだった
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