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毎回思うことだ
遅刻しといて
教室に遅れて入るのが嫌だった
ドアを開けると
やはり皆こっちに視線をよこす
『やだなぁこの感じ』
なんて考えながら窓際の一番後ろの席に付く
授業が始まり俺は外を眺めながら眠りに付いた
休み時間は決まってアキが来て起こしてくれた
その日も特になにもなく
学校が終わり
アキと手を繋ぎ帰る
2人でアキの家に行き
アキの部屋で猿になってた
自分の家に帰っても自宅の電話を使い
アキと馬鹿話を寝るまでしてた
毎月電話代の請求書が来るたび
母ちゃんに怒鳴られてた
あの子が来るまでは俺の全てはアキで
アキだけが俺を支えてくれてた。
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