~入学式~

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バルコニーに来ると、鏡の手を外して溜め息を吐いた。 真也「お前も大変だなあ・・・。」 鏡「ため口?」 真也「ああ、別に構わないでしょ?」 何時も見せている様にニコニコ笑いながら鏡を見た。 心なしか、顔が赤い様な気がするが・・・気のせいか? 少し夜風に当たってのんびりしていると、一人の男がやってきた。 軽く髭がカールしていて、髪は白髪、杖を軽く突きながらやってきた。 鏡「・・・父上」 父上「鏡、何をしているんだ?ここにいないでさっさと相手を決めて来なさい。」 それは、違う人が聞いてもすぐに解る。 命令だ。 それを聞いても鏡は何時もの態度を変えず、言った。 鏡「もう既に決まっています。」
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