5人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
ゆびきりげんまん。
君の小指は震えてた。
最後じゃないのに、
二人とも涙雨だったあの夜。
繋いだ小指から、二人一つになればいい。
ずっとずっと願ってた。
二人、別の生き物だから。
歩む道が違うのは当たり前。
大丈夫だよ。
繋いだ小指から。
ずっとずっと想い続けてた。
君に会えない不安や寂しさ。
見えない何かに怯える日もあるだろう。
だけど、見えてるの。
君の姿、君の顔。
君が何処にいようとも。
何をしていようとも。
どんなに距離が二人隔てても。
ゆびきりげんまん。
君は最後みたいな顔して泣くけれど。
大好きだから。
愛してるから。
絶対君を一人になんかしないから。
二人の距離飛び越える位の強さ。
繋いだ小指から君に届いてほしい。
大好きだよ。
愛してるよ。
ゆびきりの小指から送る。
私から君へのラブレター。
最初のコメントを投稿しよう!