第1章 逃げちゃえ~

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ナァーシャside 空を見上げていた私に向かってライは言った。 「姫様、どぉしたんですかぁ?」 「ん〰、別になんでもないよ…? ってかライ、姫様とか敬語とか気持悪いんだけどぉ!いつもナァチャンって呼ぶじゃない?その呼び方も嫌だけど…」 それを聞いて、ライは顔にいじわるな笑みをうかべていた。 「んじゃ、ナァチャン!俺に隠し事するなよな。」 一変して態度が変わったがこれでこそ、いつものライだ。この少し意地悪で、でも優しいとこが大好き! でも、だからこそ彼にはあまり心配させたくない。 「なんでもないって!! 最近暇だなぁって考えてただけだし」 「それならいいけど…大丈夫!?」 「何それ!?私は大丈夫よ」
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