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彼は知らない。王によって道具扱いをうけていることを…。だから言えない!
「っ俺は…」
-トントン
「ナーシャ様、国王様がお呼びです。至急応接間にこられるようにとのことです」
「わかったわ。ちょっと行ってくるから」
来たッ!
とうとう動きだしたみたいね
さっきライは何を言いかけたんだろう
気になるけど今は
あいつとの戦い?が先ね
━━━━…
応接間にいくと、すでに義父が待ちかまえていた!
「おぉ!よくきたな。ナーシャ♪」
何それいつもは見せない笑顔なんてみせちゃって…キモッ!
「お父様、おはようございます。今日はどのような用件でしょうか?」
「うむ。今日はな…
お前の結婚相手について話そうと思ってな。
隣国の第2王子であるルーク王子がお前の結婚相手だ。良いな?」
はぁあ?
信じられない!私はまだ17歳なのに結婚しろって!?
しかも一応『良いな?』ときかれているものの拒否権はないも同然である。
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