すべてに等しく崩壊はやってくる。

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 俺の名前は、光流。もちろんモバゲー内での名前だ。あだ名は隊長。とある、サークルで、付けられた。何故隊長かと言うと、サークルで育てている木の、管理をしていたため、サークルの管理人、天海姐さん(年上なので、こう呼んでいる)に付けられた。俺は結構気に入っている。最近、このサークルで、詩を書く事が、流行っている。俺も詩を書くのが大好きなので、今日も書き込もうかと思い、携帯を開く。  「さーて。今日は、どの詩を書こうかな?」  携帯でサイトを開きながら、机の中から一冊のノートを取り出す。俺が小学校の頃から書き蓄めている詩が、この中にある。  「最近、詩の投稿する奴、増えたよな。」  でも大丈夫!俺にはこのノートがある!サークルを覗くと、今日も詩の書き込みがある。  「おっ?今日も、紫織さんが、書き込んでるな。」  俺のライバル其の一。女性らしい、優しい詩を書く。  「どれどれ…?」  紫織》又、詩を考えました。よかったら見てください………。  「え……?」  俺は一瞬、目を疑った。……そこに書かれた詩は、今、俺が書こうと思っていた詩だった。
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