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目眩撃ちに近い攻撃だったが、奴らの獲物にアサルトライフルが無い事を確認した。
ベンチの陰を移動。
正面の聖壇へと向かう。
シルエットの男の脇から、躯を低めたアイメタルの男達が侵入を開始する。
正直、クトゥルー相手なら兎も角、人間相手にトリガーを引くのは、強い抵抗感がある。
しかし…。
此の状況下で、好き嫌いを言ってられる程、俺は呑気な男じゃ無い。
アイメタルの連中に向かって連射。
暗闇の中で、アイメタルのレンズが銃火を反射する。
ベンチに隠れて移動。
反対の角に侵入した連中から、援護の一斉射。
瞳の端で、敵の位置を確認する。
低いジャンプとスライディングで、援護に隠れて移動する一団へと連射。
「…ぐうっ。」
やれやれ。
やっと当たったらしい。
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