9080人が本棚に入れています
本棚に追加
再びビームライフルを発射。
被弾したエアタンクが、アサルトライフルの連射を食らいながらも、徐々に高度を上げたのは、後方に隠蔽した仲間を、自らの機体で隠そうとしていたからだろう。
…無駄な事を!
俺は、唇の端を吊り上げて笑う。
!!!!ビィン!!!!
至近距離で発射された加速粒子ビームは、減衰する事なくエアタンクの装甲を突き破り、二機をまとめて粉砕する。
!!!!!!!!!!!
爆散するエアタンクが、天空に向けて、オレンジ色の炎と黒煙を吹き上げた。
騎体のアイカメラが、黒煙によって陽光を遮られたのか、ほんの一瞬視界が陰ったような気がした。
!!!!!!!!!!!
重く鈍い衝撃。
俺の騎体は10Mほども弾きとばされる。
…くっ!
最初のコメントを投稿しよう!