騎体

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再びビームライフルを発射。 被弾したエアタンクが、アサルトライフルの連射を食らいながらも、徐々に高度を上げたのは、後方に隠蔽した仲間を、自らの機体で隠そうとしていたからだろう。 …無駄な事を! 俺は、唇の端を吊り上げて笑う。 !!!!ビィン!!!! 至近距離で発射された加速粒子ビームは、減衰する事なくエアタンクの装甲を突き破り、二機をまとめて粉砕する。 !!!!!!!!!!! 爆散するエアタンクが、天空に向けて、オレンジ色の炎と黒煙を吹き上げた。 騎体のアイカメラが、黒煙によって陽光を遮られたのか、ほんの一瞬視界が陰ったような気がした。 !!!!!!!!!!! 重く鈍い衝撃。 俺の騎体は10Mほども弾きとばされる。 …くっ!
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