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小刻みな移動と的確な射撃。
俺は、次々と仮想敵の群れを撃破する。
ホバー走行は、確かに高い機動性とスピードを発揮するが、肉薄した市街戦では、その性能を持て余す。
なるほど、実戦に近い戦闘訓練でなければ判らない事もあるもんだ。
基礎的なコツを掴んでしまえば、図体のデカい多脚砲台もエアタンクも大して驚異的な敵ではなかった。
コンシールされたミサイルも、小刻みな移動によって的を絞り切れないようだ。
!!!ギュウンッ!!!
最後の多脚砲台を、ビームライフルの閃光が貫き爆散させる。
お供のエアタンクは、群の頭脳を失い、全く連携のないちぐはぐな動きを見せている。
エリアマップ上には、目の前のエアタンク以外に、敵らしい姿は見つからない。
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