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誘爆を避ける為に距離を取ったのだ。
!!!!!!!!!!!
衝撃を膝でいなして、立て膝の姿勢で着地すると、三機のエアタンクが同時に火を吹き上げて爆散する。
爆風と熱波を、低めた姿勢のままやり過ごし、俺は、ゆっくりと騎体を立ち上がらせた。
「…仮想敵部隊全滅、タスククリアです。
空中要塞型キメラを想定した、ビームスマートカノンによる超長距離射撃を予定していましたが、グリフォンとの交戦時に、既にデータ採取は終了しています。
…帰投されますか?」
オペレーターからの通信が入った。
俺は、暫く考えてから返信する。
「…左腕のベイルと右腕の兵装とのウエイトバランスについては、十分なデータ採取が出来たのかな?
此方では、特に違和感は感じなかったけどね。」
「はい、懸念のバランス補正による騎体への負荷は、誤差の範囲内で納まっています。
…ただ…。」
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