始まり

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そういって振り向いた美優の前にいたのは小百合だった。 「あ!姐御!頭巾は!?」 「あ~忘れちまってね。」 まるでこの世の終わりのような顔をする小百合。 「二代目!?あれはアタイらのシンボルじゃないですか!?これを使ってください!」 そういって赤頭巾を差し出す小百合。 よし!これで誰がどう見ても赤頭巾ちゃんだ! キリリと頭巾を巻いてあるきだした美優はどこか夢見る少女じゃいられないようだった。
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