1460人が本棚に入れています
本棚に追加
わたしは当時、高校の衛生看護科を卒業し、准看護婦(当時はまだ看護師を看護婦といっていました)免許を所得。
看護学校へ入学していました。
田舎から少しだけ都会に出て、両親には迷惑をかけたくないと、奨学金のある定時制の専門学校を選考していました。
週に三回隔週で学校があり、その他は夜勤も含め付属の病院のほうへ勤務していました。
配属は整形外科病棟。ピカピカの新人ナース。
学校と慣れない病棟勤務で大変だったけど、毎日が充実してたなぁ。
はやく学校卒業して、正看護婦になって、ここでバリバリ働くぞ。
頑張ったら婦長さんにもなれるかもしれないな。
なんて考えたり。
夢や希望に満ち溢れていました。
まさか、それが叶わない夢だなんて。
この時は思いもしなかったんだ。
全ては、あの時の出会いから狂いだしたんだ………。
最初のコメントを投稿しよう!