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烈也は、中2の夏、7月21日の日へ戻ってきた。しかもちょうどスタメン発表日だった。このスタメン発表日で決まったスタメンが、中体連の県大会決勝のスタメンである。
烈也は、あまり浮かない表情で2年2組の教室へ入った。
烈也「………変わってねぇ…」
龍「烈也くん、おはよ。やっぱり来たか。」
烈也「り、龍…懐かしいな…」
龍「懐かしい?何を言っているんだ?」
彼は、天上龍。烈也の幼なじみであり、立派なライバルでもある。昔の中2の夏では、烈也がこの練習で足を捻挫をして龍がピッチャーの座を奪ったのだった。
烈也としては、龍はピッチャーよりキャッチャーとしてのセンスのほうがあるので、烈也がピッチャーで龍がキャッチャーというバッテリーが望ましいらしい。果たして上手くいくのか?
そして、放課後になり部活の時間となった。
監督「これから、試合前のポジション別の練習を始める。各ポジションに分かれてくれ。」
烈也(俺の理想通りになんなきゃ過去に戻ってきた意味がねぇ…意地でも俺がなんなきゃ…)
龍「やっぱりピッチャー希望か。でも、譲る気は全くないよ。」
烈也(やっぱあの時とセリフは変わらねぇ…)「龍、お前にはキャッチャーをやってもらうぜ。」
龍「キミが勝つことができたらやってあげるよ。」
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