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進む道の奥は電灯も薄暗い一本道
つまりこの道で女に会うと逃げ場がないのだ
走る…??
いや歩くか……
今は深夜2:06──
俺のアパートの住人がアキに気付いたのだろうか
近くから救急車の音がする
俺は足早に歩き、身体が勝手に走り出した
救急車がいるなら警察もいるかも
…‥────
幸い女には出会わなかった
アキはすでに救急車に運ばれた後だった
俺の部屋の前に警官達がいた
「あの…すみません」
一人の警官に声をかける
「あれ?君は───」
あっ!この人
吉岡さんの時俺の事情聴取担当だった
確か名前は──
柴田
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