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吉岡さん俺いなくて寂しがってるかな
なんて…気持悪い事思う自分
ていうか……朝から煙草何本吸ったかな
──ブーブーブーブー…
ケータイが鳴る…
着信は───吉岡さん─
心配してかけてくれたのか
「もしもし」
わざと具合悪そうに演じる
「…さっ!!佐藤!!…佐藤!!助けてくれ!!」
!?
「吉岡さん?!どうしたんですか?!」
「ハァハァ…訳わからねぇ!!アイツが!!…あっあの女が!!」
………あの女?
「吉岡さん!大丈夫ですか!?」
吉岡さん尋常じゃない程何かに脅えてる
「アッ…アイツが俺に…!俺に…!
……あっ!
…ぁぁ…
やめろ…ぉ……
ぁ……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁァァァァぁァァァァ!!!!!」
──っ…耳が痛い
「ちょっと!…よ…吉岡さん?!!!」
……応答がない
深い沈黙………………
「…吉岡さん?」
すると聞き憶えのある声が聞こえてきた
「…マダ……消毒…サレない………」
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