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先輩に頼まれ始めたコンビニのバイトにも、慣れてきた。
深夜になると昼間よりも、変わった客が多いことに、驚いた。
酔っ払いに始まって、どう見ても援交にしか見えないカップルだったり、とにかく驚きの連続…。
一番驚いたのは、出勤前のニュー○ーフの団体様。スゴイとしか言いようがなかった。
「いらっしゃいませー、今晩はー」
決まりきった文句も、大きな声が出るようになった。
深夜1時を過ぎ、店内も穏やかになった。
「ゴミ捨てはいりまーす。」
外へ出ると、いかにも“眠らない街”だ。
ゴミ箱の中を片付ける。
顔を上げると、よく知ったやつを見つけた。
彼だ―――――――。
隣にいるのは、見たことのない男だった。
そして二人はホテル街へ消えていったこと。あの、哀しそうな顔をして……。
においは感じられない。
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