◆夜の街
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深夜2時。 「お先、失礼しまーす。」 「おつかれー。」 「お疲れっした。」 バイトも終わり家路につく。 彼との一件からもうひと月近く経った。あれから僕は、彼の後ろに座れなくなってしまった。 彼は変わらず後ろから2番目の席を、陣取って、日替わりの香水が漂っている。
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