プロローグ

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「も~。鈴のせいで入学式から 遅刻じゃんか。」 「ごめんごめん。まっ…急ご。」 こんにちは。 ただいま全力疾走中の私達は 双子の姉妹。 姉は私…名前は鈴碕 怜那[スズサキ レイナ]。何処にでもいそうな女子高生。あだ名は《怜》。 私の隣を走ってるのは妹。名前は鈴碕 玲禾[スズサキ レイカ]。一卵性の双子だから本当そっくり。 違うのは茶髪に金のメッシュが入ってるコトだけ。あだ名は《鈴》。 怜「あぁ!!あと5分だよ!?」 鈴「ヤバッ!!急げ!!」 私達が体育館の集合場所に着いたのは新入生入場の直前。 怜「よかったぁ…。ギリギリセーフだぁ。」 鈴「早く並ぼッか。」 そんな話をしてたら 「お前ら今来たのか!?遅刻だろうが!!」 と後ろから先公が言ってきた。 怜「ごめんなさ…。」 鈴「うっせぇよハゲ。黙れ。」 謝ろうとした私の隣…鈴の声がカブってそう言った。 先「なっ…。先生に向かってなんだその口は!?それにその髪!!染めてるだろう!!」 先公は…ムキになってそう言った。 鈴「黙れっつってんだよ!!カス野郎が。」 先「何ぃ!?」 その先公が鈴に掴みかかろうとしたその時…
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