第一話 「試験」

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「…二人とも、後は頼んだぞ」 老人は最後にそう言い残すとそれ以降、声は聞こえなくなった。 試験を受ける人達がすべてチェックし終わったことを二人は確認すると、再びフードをかぶり直した。 「それじゃ、私たちの仕事をしましょ」 「あぁ、そうだな」 そして二人は門の上から姿を消し、そこには静けさだけが残った。
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