突然の嵐

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信哉の父からは、日取りをいつにするのかとか、実和子の両親に挨拶する日取りや 結婚の話をどんどん進めていくが、母は仕方なく同意しているような雰囲気だった。 ひととおり 話し合い実和子の両親と来週に会食をするという様に決まり、大まかに 来年の秋頃に式場が空いているか式場に行こうと決まった。 昼食を食べに行く事になり、信哉の運転で出かけた。 「父さん、スパゲティーなら食べれるだろ? 母さんは何でもいけるよな。」と言った。 実和子は あの店に行くつもりなんだと 思った。 しばらくしてやはりあのレストランに着き、実和子は最後に入った。 見回すと、あのウェイターがいる。実和子達のテーブルに水とメニューを運んできた。 「いらっしゃいませ。どうぞ」 ボソッとした声だが、この間よりはまだましだ。 注文の料理が届きみんなで食べている時 視線に気がつき、目をやるとあのウェイターが実和子の方を ジッと見ている。 あわてて実和子は信哉に話しかけた。
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