ﾒﾃｵ･ﾗﾝ

大きな力

ニットがユーリの機嫌を直す為に、

「ねぇ、じゃあなんで科学者が軍人や海軍と戦えたわけ？ﾒﾃｵ･ﾗﾝに乗ったって基本動作は、パイロットのセンスだろ？」

「それこそ、アルに聞いたらいいじゃない！！」

素っ気なく答えた。

「また俺？(汗)ｴﾝｼﾞｪﾙﾁﾙﾄﾞﾚﾝ（天使の子供達）法だろ。」

「そんな昔からあったわけ？(汗)」

「ねぇ、アメリカ人が私達の事なんて言ってるか知ってる？ﾊﾟﾍﾟｯﾄｵﾌﾞﾏﾘｵﾈｯﾄだって。」

ユーリが重い口取りで喋った。

「どう言う意味？」

「つまり、アメリカ人は、俺達の事を国の操り人形だって言ってるんだよ。」

アルマは、静かに語った。

「なんでさ！！(怒)」

ニットが我慢できず憤慨した。

「遺伝子操作をして子供を産むから、神への冒涜なんだろ。」

ｴﾝｼﾞｪﾙﾁﾙﾄﾞﾚﾝ法それは、あらかじめ遺伝子を操作し、産まれながらに身体能力がずば抜けている子供達を造る法。王族の子供は、産まれた瞬間に、どの身体能力がずば抜けているか調べられふるいにかけられるらしい。ジャリーフ人は、全てこの法令に従い子供を産む。