ドラえもんの最終回③

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「そんなことない!」 「いや、そうしなくちゃいけないんだよ」 今までどうり助けてばかりはいられない、もう保護の時代は終わったのだ。 のび太ももう思春期に入っている。ドラえもんの言わんとしていることは分かっていた。 まだ少年の頃なら泣いて拒絶しただろう。でももう少年の時代は終わったのだ。 「また遊びに行ってもいいかな?」 ドラえもんはそうして欲しかった。 「ダメだよ、僕が帰ったらタイムマシンは引き揚げるから。 またいつか少年ののび太が遊びにくるだろう。その時は助けてやってよ。」 のび太は笑って頷いた。 「いいかい、自分の未来は自分で切り開くんだ。そして、君には僕と過ごした沢山の経験がある。それは君の大切な宝物だよ。勉強よりもなによりも、きっと君の役に立つ。自分の未来を信じるんだよ」 ドラえもんはそう行って未来へと帰っていた。
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