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「そんなことない!」
「いや、そうしなくちゃいけないんだよ」
今までどうり助けてばかりはいられない、もう保護の時代は終わったのだ。
のび太ももう思春期に入っている。ドラえもんの言わんとしていることは分かっていた。
まだ少年の頃なら泣いて拒絶しただろう。でももう少年の時代は終わったのだ。
「また遊びに行ってもいいかな?」
ドラえもんはそうして欲しかった。
「ダメだよ、僕が帰ったらタイムマシンは引き揚げるから。
またいつか少年ののび太が遊びにくるだろう。その時は助けてやってよ。」
のび太は笑って頷いた。
「いいかい、自分の未来は自分で切り開くんだ。そして、君には僕と過ごした沢山の経験がある。それは君の大切な宝物だよ。勉強よりもなによりも、きっと君の役に立つ。自分の未来を信じるんだよ」
ドラえもんはそう行って未来へと帰っていた。
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