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Closing ceremony of 1st trimester
暑い
夏の湿気を孕んだ暑さの中閉め切った体育館の中でそれは行われていた｡
１学期の終業式
ウダウダと校歌を歌い､校長のくだらない長話を聞き､たまに誰かが貧血で倒れ運び出されたりとそんな様子で式は終わった｡
教室に戻ると真下が夏バテのなのか心なしか少しテンション低めで話かけてきた｡
｢いやぁ､夏休みだな｣
｢そうだな｡お前にとっては補習授業との闘いの日々だがな｣
｢嫌な事思い出させんなよ｡それに８月になれば補習は終わる｣
｢そうか｡お前の夏休みはきっかり１ヶ月しかないんだな｣
そんなたわいのないやり取りの後､通知表が配られた｡
"万能の語"のおかげでだいぶ勉強も楽が出来､試験結果もすこぶる良かったので通知表の内容は過去に類を見ないほど良いものだった｡
この分なら母さんに小遣いアップを持ち掛けても渋られる要因にはならないだろう｡
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