22人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ
目の前に、巨大な門が見えてきた「西門」だ。
城を中心とした城下町は、東西南北に大きな門と、間に小さな門4つ、計8つの門がある。門の内側はマジックバリアが張ってあり、モンスターは入ってこれないが、門から一歩でも出てしまうとモンスターと遭遇してしまう。
中には、人に害なすものもいる為モンスターハンターが欠かせない。
一呼吸すると、姫は歩きだす。顔は、モンスターハンターのそれになっていた。
門をくぐり、辺りを見回す。
「どこ?」
「ギャギャー。」
気味の悪い鳴き声と共に、巨大な コウモリに似たモンスターが空から滑空してくる。
それをかわすと、風魔法を使い一気に駆け上がった。
まさか、相手も飛べると思わなかったのか 一瞬動きが止まった。それを見逃さず、両の拳をコウモリの背中に叩きこんだ。あっという間に地面に叩きつけられる。モンスターもタフだ、起き上がると飛び立ち頭から突っ込んでくる。
今度は、脳天へと踵落としが決まる。
またもや、地面に叩きつけられる。また起き上がってくるモンスターに
「いい加減、しつこいのよ💢。」
地面に降りた姫は、両手に風魔法を集中させ、カマイタチでコウモリ野郎を倒した。
これでしばらくは、西門近くには、モンスターは出ないだろう。
「思い切り殴ると、気持ちがいいわ。すっきりした♪」
……モンスター相手に、ストレス解消。無惨な姿になったモンスターに、少しだけ同情してしまった。
口にだせば、数時間は踏まれ続けるだろう。絶対いわないぞぅ💧。
しばらくすると、モンスターの姿が崩れるように消えていく。こいつらは、倒されると消えるのだ。
消えた後には、小さな石が残る。それを拾いながら、
「さあ、すべてが終わったし。マル男、戻るわよ。」
その後、もちろんマスター特製の
パフェを堪能したのであった。![image=162720689.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/162720689.jpg?width=800&format=jpg)
![image=162720689.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/162720689.jpg?width=800&format=jpg)
最初のコメントを投稿しよう!