20人が本棚に入れています
本棚に追加
今日は曇り空で、風邪が強く吹いた。
誰もいない公園なのに、公園は美穂を待っていたように感じた。
恐る恐る、滑り台の下を覗き込んだ…
しかし…
縫いぐるみはいなかった。
美穂は恐くなり急いでお家に帰る。
と、
アスファルトの道に、潰れた緑色に輝くイヤリングを見つけた。…
美穂はイヤリングを拾い、お家へ走った。
急いで化粧台へ行き、イヤリングの沢山入った引き出しに、潰れたイヤリングを戻した。
部屋へ戻りカーテンを閉め、布団の中で泣いた。
縫いぐるみは…
闇になった。
最初のコメントを投稿しよう!