子守唄

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美穂は闇が恐かった。   鍵の掛かっていないドアを開け、急いで家中の明かりをつけて回った。   一人暮らしを始めた姉の部屋も、お風呂場やトイレも…見なくともテレビもつけた。   美穂は自分の世界を広げたいともがいていた。   いつの間にか、知らない猫は姿を消していた。
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