子守唄
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リビングで一人夕食を食べる。 テレビの音を一生懸命聴き、ご飯を噛み飲み込む音をかき消していた。 美穂は自分の呼吸音さえ聴きたくなかった。 意味もなく全ての部屋を歩き回り、昨日とは違う位置に置かれた家具はないか調べるのが日課になっていた。 家具の配置がずれているのを見付けると、そこに佇み、誰がどのように扱ったかを想像して遊ぶのであった。
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