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命の代価
……博士が自爆した。
国破れて山河なしって感じ。
とにかく、あとには何も残っていない。
「博士…」
呼んでみる。
返事がない。ただの独り言のようだ。
「アンダーソン…博士は…??」
気づいた❗💡
博士には悪いけど、これでキャサリンと2人っきりじゃないか。
やべっ…笑っちゃう〓
「博士は…僕らの為に犠牲になったんだ…」
笑いをこらえるのがこんなに大変だとは思わなかったよ、博士。
「そんな…嫌よ!博士が死ぬなんて…」
「これしか方法は…」
「でも死ぬことないじゃない!!」
…心なしかキャサリン実は博士より?
「博士…博士ぇ…!!」
「何じゃ??キャサリン」
「!?」
博士はいない。
喋ったのは僕じゃない。
でもその言葉は僕の口から出た言葉だ。
「…何よ、アンダーソン。ふざけないで」
「いや、ふざけてるわけじゃ…」
「わしはここじゃよ」
また僕の口から言葉が出た。
「…!!〓博士を侮辱しないで!!これは博士への冒涜よ!」
キャサリンが走っていってしまった。
「キャサリ……クソッ!どういうことだ??」
(わしじゃよ、アンダーソン。)
僕の頭の中から声がする。
「博士!?」
(そうじゃ。どうやらわしは死にきれずにアンダーソンに魂だけのりうつってしまったようなんじゃよ)
……何だってぇぇ⁉💦💦
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